石川県消費者大会実行委員会(生協連、労福協、連合石川、食とみどり、i女性会議・金沢くらし、石川県消団連など10団体で構成)は、12月3日(火)、石川県地場産業振興センターで第44回消費者大会を開催し、約120名が参加しました。
宮下登詩子代表幹事の主催者挨拶の後、大会の盛会を祝し、石川県県民生活課課参事場崎博之氏と金沢市人権女性政策推進課課長坂井美津江氏からご挨拶をいただきました。
今回は、京都産業大学教授の佐藤洋一郎氏を講師に招き、私たちを取り巻く食について考えました。佐藤教授は「食を考えよう」と題し、世界の穀物生産量は過剰になっているにもかかわらず、分配の不平等が起きており、肉食の増加によって1/4は家畜の飼料として消費されていること、バーチャルウォーターや品種の画一化が生物多様性を損なっていることなど食と環境問題の関わりについて話されました。
大会では、「食とみどり・水を守るネットワークいしかわ」の船塚俊克さんが「アジア・アフリカ支援米の取り組み」について報告を行い、県内4箇所で作付けし収穫したコメをマリ共和国やカンボジアに送っていることを紹介しました。