「食の安全・安心」食品安全の取り組みを知ろう
~ 工場見学会『やちや酒造株式会社』に参加しました~
2014年2月17日(月)「食の安全・安心」セミナーに20名で参加しました。
初めに石川県酒業会館へ向けて出発。バスの中でビデオを見ながら、HACCP(危害分析重要管理点)システムについて学習しました。
セミナー会場では、公益社団法人日本食品衛生協会の小久保彌太郎氏を講師に「食の安全を確保する衛生管理手法‐HACCPシステム‐」について、安全な食品とは食中毒などの健康を損なう原因となる危害要因(生物的要因・科学的要因・物理的要因)が確実に取り除かれた食品であり、食中毒の約90%は、細菌やウィルスが原因のため、食品の微生物管理の4つのポイントとして、持ち込まない・汚染させない・増やさない・なくす(殺菌する)ことが重要である。そのため確実に危害要因を除去する工程を徹底的に管理するHACCPシステムが必要であり、システムの7原則やシステム成功のカギなど実例を元に詳しく解説していただきました。
続いて、創業寛永5年(1628年)のやちや酒造株式会社を見学。代表取締役社長神谷昌利氏から酒蔵の歴史と衛生管理の行き届いた、こだわりのある日本酒造りの工程を説明していただき、工場見学でしか飲めないしぼりたての日本酒の試飲をしました。
参加者からは、「HACCPについて詳細に理解することができた」「(杜氏は一切納豆を食べないなど)微生物の混入にとても気をつけていることが理解できた」などの意見が多く、参加者全員が満足した勉強会となりました。